木村 康治 (きむら こうじ)教授
木村 康治(きむら こうじ)
人間環境情報学講座 情報環境適応分野 教授 工学博士
大岡山 西8W-405 TEL: 03-5734-3179 E-mail:kkimura[at]mei.titech.ac.jp
東京工業大学大学院博士課程機械物理工学専攻修了後,東京工業大学工学部機械物理工学科助手,同学科,機械宇宙学科助教授を経て,現在に至る.
専門分野:振動学・不規則振動・確率力学・スロッシング・耐震工学・信頼性・非線形力学
所属学会:日本機械学会,日本地震工学会,日本応用数理学会
東京工業大学教員プロフィール
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研究の紹介
さまざまな環境下における機械・構造システムの振動特性を明らかにするとともに,その機能および信頼性の向上を図ることを目的としている. 地震動などのように再現性のないランダムな入力に対する構造物の応答解析や安全性評価,ロケットに搭載される液体燃料タンクや陸上プラントの大型液体貯槽におけるスロッシング(液面揺動),非線形システムの挙動,耐震安全性などに関する研究を行っている.
- キーワード:
- 不規則振動,非線形系,確率論的手法,スロッシング,液体貯槽,信頼性,耐震,数値シミュレーション,振動利用
最近の研究テーマ
- 不規則励振を受ける非線形系の非ガウス応答特性
- 地震動を受ける構造物の確率論的応答解析と信頼性評価
- 不規則励振系のジャンプ現象
- 非線形力学系の振動特性
最近の公表論文
- Free Vibration Analysis of Multi-Surface Liquid Motion in a Rectangular Tank with Different Surface Areas; Journal of Environment and Engineering, 6, [2], 340-351 (2011).
- 狭帯域不規則励振を受けるDuffing系のジャンプ現象を伴う応答の確率密度の解析; 日本機械学会論文集(C編), 75, [754], 1550-1559 (2009).
- 白色励振を受ける劣化ヒステリシス系の非ガウス応答解析; 日本機械学会論文集(C編), 74, [746], 2479-2488 (2008).
主な著書
- 振動の考え方・とらえ方(共著),オーム社 (1998)
- 不規則振動とスペクトル解析(共訳),オーム社 (1991)
研究室の紹介
「結果よりプロセス」を大切にして研究を進めています.研究テーマ,研究の性格やフェイズ,アプローチは自ずから異なってきますが,研究室はいつでもオープンで自由なディスカッションができ,互いに理解を深めることのできる場となっています.研究の楽しさを共に分かち合いたいと願っています.
研究室のメンバー(2013年4月現在)
- 事務補佐員:久保田洋子
- 博士課程学生:1名
- 修士課程学生:10名
- 学部学生(機械宇宙学科):4名